内田裕士(うちだひろし)

2003年の6月、

当時銀座三越のボビイブラウンに勤めていた僕に、

母から「今度メイクセミナーをやって」という依頼がありました。

というのも彼女が扱っている化粧品が、

愛用している方たちに、「メイクカラーが使いにくい」と

評判が悪いとのことでそのメイクカラーの使い方を

教えて欲しいとのことでした。

僕は当時ボビイブラウンで売り上げも全国TOPで雑誌などにも取り上げられ

すっかり天狗になっていたときで、

「しょーがねーなー。」

と手伝ってあげる事にしました。

やってみるとメイクセミナーは好評で、次はこっち次はこっちと

仙台や名古屋、大阪や福岡、と全国で呼ばれるようになったのです。

それから普段は銀座三越の化粧品、

お休みの日に地方でメイクセミナーという二重生活が始まりました。

その生活もなじんできた04年の5月に、

今度は秩父にメイクセミナーに行きました。

秩父の山奥の公民館のようなところで

お母さんが連れてきた子供たちが走り回る中、

メイクセミナーが始まりました。

メイクとは程遠い方、子育てに精一杯の方

そんな方たちばかりの中で何を伝えようと

戸惑いながら、参加者のメイクをし始めました。

その中の、おんぶ紐で赤ちゃんをくくっている

いかにも垢抜けない奥さんの番になり、

彼女のメイクを一生懸命しました。

そしてメイクが仕上がって

それでも決して垢抜けてきたとはいえない彼女が、

自分を鏡で見たときに

なんと銀座では見たことの無いような

ステキで無垢な笑顔を見せたのです。

ホントのキレイってなんだろう?

僕が考えていたキレイって実は違かったのかも。

そんなことを考えるようになりました。

そして

この気づいた事を始めよう、このホントのキレイを広めよう。

そう思ってボビイブラウンを辞めて、美塾を始めました。

美塾は

自分自身のメイクのプロになるためのメイク塾を目指してます。

また、その先に

その人らしさが美しいを文化にすること

があると考えております。

何かに変わる美しさではなく

自分のままに輝く、

それこそが美だと思うのです。

そんな思想が少しでも広まれば、

そんな思いで美塾をやっております。

志は「らしさが美しいを文化に」

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